SDGsと環境問題からプラスチックを正しく知る

地球

プラスチック・ジャパン株式会社の秋山英郎さんが主宰する「SDGsと環境問題からプラスチックを正しく知る」というセミナーを受けました。
3時間でしたが、初心者の私にもわかるように、とても丁寧に教えてくださいました。

環境問題って科学だけじゃなく経済、政治、企業、心理など、かかわる要素が本当に多岐にわたっているから、物事を俯瞰してみないと良し悪しが判断できないわけで、そのあたりの考え方も勉強になりました。

スタバのストロー廃止は日本の環境問題に即しているか?

たとえばスターバックスがストローを廃止し紙ストローに替えたこと
環境問題にいち早く対応して思い切った行動を示し、スタバって素晴らしい!と思いました。

しかし別の見方をすると、店内で飲む場合、ストロー回収はほぼ100%
実は回収したプラスチックは熱回収と言って燃料として有用です。

一方使い終わった紙ストローは紙としては再利用できない。
お金を出して輸入した石油もう一度燃料として使った方が経済的にもいい
つまり、紙より、プラスチックのほうが、いいという考え方もある。

私、全体が見えていないので、こういう発想は今までしたことありませんでした。

日本はリサイクルと熱回収がわりとうまくいっている

日本はリサイクルと熱回収がわりとうまくいっているそうです。
アメリカは土地が広いからプラスチックの8割近くは埋立!なんと土に埋めてしまいます。

日本の場合は不法投棄を減らしてしっかり回収すれば「プラスチックだからダメ」という発想から一歩進める気がします。

でもカメの鼻の穴にプラスチックストローが刺さっている写真など、海洋プラスチック汚染の現状を見るにつれ、心情としては使いたくないです。

医療の世界ではプラスチックの発展のおかげで、作業が格段に楽になっていて、医療従事者の安全性も高まりました。

脱プラという言葉に踊らされているわけではないけれど、プラスチックと環境に関して俯瞰した判断をするには情報が少なく(情報をどこで探せばいいのかわからない)、自分がどういう行動をすればいいのかが、つかみにくいです。

プラスチックはごみ箱に捨てる、しっかり分別

自分ができることは、プラごみが海に流入しないようにすること、これは大切だと思います。

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PROFILE

JUNKO MUTO

予防医学の観点から、運動や栄養の仕事をしてきましたが、カラダと同時に地球のデトックスも必要と実感。汚染物質を体内にも地球にも拡散しないライフスタイルを提唱している。 地球とあなたをDETOXするメルマガ好評配信中

武藤順子予防医学研究室

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